興味深いが良くも悪くもアマチュアによる観察記録
これは犬の育て方の本ではない。イヌの社会、イヌの生態の本である。タイトル後半の通り。タイトル前半を見て「こう育てろ!」というアドバイスを期待するべきではない。この本で「手遅れ」とされるイヌの飼い主にとっては、最後近くの「飼い主とさえ仲良くできればよい」というコメント以外あまり有効な情報はない。観察記録として読むとおもしろいが、著者は感じたことをそのまま書いているのだろう、事実と解釈とを混ぜているなど、アマチュアの労作の域を出ない。著者流の解釈に呑み込まれないよう距離を置きつつ読むべき本である。日高敏隆先生の本(訳書含む)あたりを何冊か読んでいると違いがよく分かる。とはいえ、タイトルに「動物行動学」などとあるせいでつい点が辛くなるが、膨大な観察事実による迫力は認めざるを得ず、その点について価値を認めるのにはやぶさかではない。
ところで、イヌがイヌだけの群れで生きるのをやめて久しく、もはやその本能・文化は自然の選択圧の元にはない。偽遺伝子同様に壊れても問題ないかも知れない。血統は人間が維持する。むしろ人為選択圧の方が強いかも知れない。そんなイヌの群れの振る舞いが本当に「イヌの本当の姿」なのかどうか、この本を読みつつ疑問に思った。
引用元:
興味深いが良くも悪くもアマチュアによる観察記録ミズノプロ ジャージ
間違えて2度投稿しちゃいましたので、内容を少し変えて…。
この本のラスト1/6位に大きいサイズのチワワの話も少し載ってます。
ゴールデンが好きでこの本を手に取ったので、チワワの話なら別の本にしてくれると良かったなぁ…なーんて(苦笑)
引用元: